縮毛矯正剤の1剤はは毛髪の85%以上を占めるケラチンタンパク質と結合(SS結合)して反応するのですが、ブリーチの場合はそのタンパク質そのものを毛髪内部から「抜きとる作業」によって明るさを出すカラー技法の為、縮毛矯正の1液が毛髪内で結合しようがない、という状況です。
ブリーチをした部分は基本的に直らないので、期間をどれくらい空けても恐れ入りますがブリーチをした部分は縮毛矯正は致しかねます。
髪はもともと死滅細胞であり、神経が通っていないため自己修復・復活する事は無い為、時間をおいても上記の状態は変わらないため、たとえ「数年前」にブリーチした部分であっても同様となります。
しかし、根本から新しく生えてきた毛の部分(バージンヘアの部分)はケラチンタンパク質が損傷していないため縮毛矯正は可能でございます。
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表参道の美容院「LUPIAS」を運営する、株式会社Mastermind代表取締役社長。 その他にもヘアケア商品販売の会社の社長も務める。 2社の会社を経営する傍ら、仕事は「現場主義」を徹底し、自らも美容師として日々サロンワークを精力的にこなしている。
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