抜け毛の悩み解決 男性&女性編

美容院では髪の悩みをお客様から相談されますが、その中でも多い1つが「抜け毛」「ハゲ」の相談です。
男性のお客様はかなりの確率で、「僕は大丈夫でしょうか?」と聞いてきます。

そして、女性の、特に若い20代女性に最近多く見かけるのが、「円形脱毛症」です。いわゆる「十円ハゲ」と呼ばれるものですが、小さいものから隠しきれないほど大きなものまで大小様々で、本人にとってとても深刻な問題になっています。

そんなお客様からの悩みとその回答をまとめましたので、脱毛に悩んでいるお友達やご家族がいたら是非このサイトを教えてあげて下さい。
きっと役に立つと思います。

抜け毛の悩み 男性&女性共通編

Q1: 不規則な生活はなぜ髪に悪い??
人の髪には、その人の健康状態や生活習慣がよく現れます。
例えば、極度に偏食をする方、タバコをガンガン吸う方、深夜まで起きて睡眠時間の短い方…などは要注意です。
不規則な生活をしているとお肌が荒れます。
顔に吹き出物などが出てしまった経験はありませんか??
顔の肌が荒れる…という事は、頭皮も当然荒れている可能性が高いです。
何故なら、「頭皮と顔の肌は一枚の皮として繋がっている」からです。
なので、お肌が荒れるような原因は頭皮が荒れる要素にもなりうるので、気をつけましょう。
解答者/佐藤公徳
Q2: 髪に良い食事とは??
髪はタンパク質である「ケラチンタンパク質」という物質がかなりの割合で占めています。
なので、良質なタンパク質を食事で摂ることは髪にも良いと言えます。
(もちろん、タンパク質の他にも栄養バランスの良い食事を心がけることは「Q1: 不規則な生活はなぜ髪に悪い??」で解説した内容と繋がってくるので、は大事です。)
髪に良い食事の例
Q3: 頭皮がベタベタするので、朝、夜と2回シャンプーします。シャンプーを何回しても油っぽい気がするのですが…
頭皮は、もともと自然に油っぽくなるように出来ています。
もし、油分が全くない状態であれば、肌がカサカサになってしまっているという事になりますので、自然に油っぽいかな?位はむしろ自然な状態だといえるでしょう。。
「自分の頭皮はベタベタしている…」と思い込んで、髪を一日にシャンプーしすぎると、シャンプーの主成分である界面活性剤の力であるべき皮脂まで取り除かれてしまう事になります。そして、頭皮は肌を守ろうと防衛機能が働き、もっとどんどん皮脂を出す事になります。
それによって「頭皮が油っぽい」→「シャンプーを一日何度もする」→「それによってもっと頭皮から皮脂がでる」…といった感じで悪循環になってしまいます。
シャンプーは夜の一回までに抑えておいた方が良いと思われます。
解答者/佐藤公徳
Q4: タバコは髪に悪いってホント??
本当です。
タバコで毛細血管が収縮してしまったり、血流の流れが悪くなる事が研究でわかっています。
頭の皮膚の下には毛細血管が通っており、その毛細血管によって頭の隅々まで酸素と栄養素が行き渡ります。                                         髪が生えてくる為の「毛根」や、「毛乳頭」は、この毛細血管からの栄養素の影響をうけるので、血流が悪くなる&血管が収縮してしまう→毛乳頭に髪が生える栄養がいきずらい、となります。
頭皮はただでさえ頭蓋骨との間の距離が短いので、その間に走っている毛細血管も細いのです。
ここの血液の流れを良くしておき、毛乳頭にしっかりと酸素と栄養素が行き渡る状態を保つ事が髪の為にはとても大切な事なのです。
解答者/佐藤公徳
Q5: フケが多くて困っています。なぜフケは出てくるの??
フケには、「カサカサしたフケ」と「ベタベタしたフケ」の大きく分けて2
種類あると考えています。
前者のカサカサしたフケは、角質がぽろぽろと剥がれ落ちたもので、角質同士のくっつく力が弱くなってきているからです。(セラミドという細胞間脂質)
シャンプーは、洗浄力の弱いオイルシャンプーを使い、シャンプーの回数も少なめにするとよいでしょう。
また、後者のベタベタしたタイプのフケは、脂性のフケです。
頭皮の皮脂が多くなりすぎると、その皮脂を食べる真菌(内マラセチア•フルフル菌)が多く繁殖してしまい、その副作用として皮膚の新陳代謝の周期が短くなる→皮脂が大量に量産される→脂性のフケになる、 という訳です。
対策としては、真菌に効果のある成分が含まれたシャンプーなどを使ってみると良いと思います。
その成分は、硝酸ミコナゾール、ヂンクピリチオン等です。
解答者/佐藤公徳
Q4: タバコは髪に悪いってホント??
本当です。
タバコで毛細血管が収縮してしまったり、血流の流れが悪くなる事が研究でわかっています。
頭の皮膚の下には毛細血管が通っており、その毛細血管によって頭の隅々まで酸素と栄養素が行き渡ります。                                         髪が生えてくる為の「毛根」や、「毛乳頭」は、この毛細血管からの栄養素の影響をうけるので、血流が悪くなる&血管が収縮してしまう→毛乳頭に髪が生える栄養がいきずらい、となります。
頭皮はただでさえ頭蓋骨との間の距離が短いので、その間に走っている毛細血管も細いのです。
ここの血液の流れを良くしておき、毛乳頭にしっかりと酸素と栄養素が行き渡る状態を保つ事が髪の為にはとても大切な事なのです。
解答者/佐藤公徳
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表参道の美容院「LUPIAS」を運営する、株式会社Mastermind代表取締役社長。 その他にもヘアケア商品販売の会社の社長も務める。 2社の会社を経営する傍ら、仕事は「現場主義」を徹底し、自らも美容師として日々サロンワークを精力的にこなしている。
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