先日、初めてご来店された、こちらのお客様がリピートしてくださって、本日2回目の来店をレポートしたいと思います。
目次
まず、1番最初のご来店時の写真。
一回目のご来店時はカットとトリートメント、前髪のストパーでした。その時の記事をまとめたのはこちらです。
ただクセを真っすぐにするだけならいつでもできる。クセ毛を生かして髪を「デザイン」する事ができればキレイになれる可能性は広がる。
この波打つ典型的なクセ毛をどうデザインしていくか。
私が今回ご提案したヘアスタイルの施術方法
僕が提案したのは、このように縮毛矯正は根元～中間部分まで行い、毛先はあえて「クセを残す」というのをご提案致しました。
ストレートヘアとカールヘア（クセ毛）のハイブリッドです。
何故なら、毛先はちょうどパーマ風にクセを残せば、毛先にデジタルパーマをしたような仕上がりになってオシャレに仕上がるし、何より全体的に毛先までストレートヘアにするのはいつでもできるので今回はこんな感じのデザインを楽しみましょうよ、とご提案。
髪を真っすぐにする縮毛矯正、ストレートパーマの技術はあくまで「手段」です。目的は「綺麗になる為」あるいは「可愛くなる為」です。
私は職業柄、他社の美容師のブログに沢山目を通しますが、技術そのものが目的となっている美容師も多いと感じます。
私は技術はあくまで手段であり、目的遂行の為の選択肢の一つに過ぎないと考えています。だから、あえてクセを残し、生かすようなスタイルもご提案する事もあります。（もちろん本人のご意見を一番に尊重致します）
今回、ご提案したヘアデザインを快諾していただいたので作業に移りました。
前回流す前髪でしたが今回は下す前髪をご提案。
そして前髪は前回流すような前髪でしたが、今回は眉下で下す前髪を作る為に、前髪部分は三角形にブロッキングして時間差で違う薬液を塗布していきます。
これは、前髪は他の部分とは違ってまっすぐになりすぎない自然な仕上がりをイメージし、ソフトな薬剤を別途使用する為にブロッキングしているのです。
実際、いままで沢山のお客様を18年間に渡って施術してきましたが、
「前髪のクセは真っすぐに伸ばしたい、でもいかにも縮毛矯正しました！っていうようなシャキーンとした前髪は嫌。」
というお客様のご要望が多かった為、私が独自に考案した方法論でもあります。この方法でナチュラルな前髪が完成します。
アフターはこちら
毛先はこのようにパーマ風に残すことで、可愛く仕上がります。ちなみにこのスタイルは一切ブラシなどは使っていません。ただドライヤーでガーっと乾かしただけ。それだけでこんなに巻髪風に収まってくれます。
もちろん髪の中側の毛もバッチリ真っすぐに収まっています！
しっとりサラサラ。そして艶感が他社の縮毛矯正より圧倒的なのが私の縮毛矯正の特徴の一つです。
このビフォアに比べると全然キレイにりました。まったく別人のようにイメチェン大成功です。
写真はぼかしが入っているけど、満面の笑みで笑ってくれているのがわかるかな？
お客様も満足していただけて私も嬉しく思います。
～～～～本日の思うこと～～～～～～～～
手段と目的をしっかりと認識し、お客様のクセを生かし、あるいは修正して「綺麗な女性」に仕上げる事。この仕事は本当に楽しい。
楽しく感じるのは何故だろう？とたまに考えるけど、「自分にしかできない仕事」なのだ、という誇りと満足感があるから。
仕事の難易度があげれば上がるほど、職人的技法が求められれば求められるほど、その仕事を高い水準で提供できる美容師、職人は少ない。だからこそ、18年美容師をやって培った技がバシッと「キマッた」瞬間は脳内から最高にアドレナリンが放出される。苦労して身につけた技と知識だから、余計にそう思える。
だから明日も、お客様一人ひとりに対して提供する技術を僕自身が一番「楽しんで」この仕事をしようと思う。
美容師 佐藤公徳
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