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本日のお客様はこちら。
今回のお客様は遠方よりはるばる北海道からいらしていただきました。
before
ご来店したばかりの状態の髪はこちら。強めの、「波状毛」と言われるタイプのクセ毛です。
後や横はこのような感じで、乾燥とウェーブにより広がる髪質です。お客様のお悩みとしては、「顔周りのクセが特に強く、他社美容院でもなかなか真っすぐに一回で出来る美容師がいないので、いつも縮毛矯正のかけなおしになってしまう事が多い」との事。
確かに、何回も縮毛矯正のかけなおしになってしまうと、髪は痛んでしまいますし、時間ももったいないです。
なので、一発で真っすぐにできるよう、顔周りのクセは最大限の注意を払って施術する旨をお伝えしました。また、髪のダメージを気になさっていたので、ダメージを極力最小にする方法を選ぶことにしました。
私からのご提案
- 毛先がチリチリしてしまっているので、もし長さにこだわりがないor髪を特に伸ばしているワケではない、というのであれば長さを7.8センチはヘアカットをした方が良い。これだけで毛先のチリチリはかなり除去できる。ヘアカットはある意味、髪にとっての究極の「デトックス」なのです。
- このレベルまで強いクセ毛を真っすぐにするには、よほど強いハードな薬液を使う必要がある。しかし、強い薬をそのまんま使うと、さらにチリチリになってしまう。だからあえてソフトな薬剤を使い、シャキーンと「真っすぐすぎる」ようにならない程度のストレートにするのが正解。
- 中間部分から毛先にかけて乾燥が進んでいるので、施術は時間差で行った方が髪は痛まない。
今回の技術アプローチについて
こういった強いクセ毛は通常はチオグリコール酸を主成分とした医薬部外品の縮毛矯正剤を使うのが通例です。強いクセ毛には強いハードな薬剤を。これが美容院の常識。でも、私は全く逆のアプローチをします。
髪にとってソフトな薬剤、つまり薬事法では「化粧品」のカテゴリーの薬剤であえて私は勝負します。
根元はしっかり癖毛が伸びる化粧品登録の薬剤、毛先はさらにソフトな薬剤を使う事によって、「ビビり毛」を防ぎながらナチュラルなまっすぐヘアにしていきます。毛先の乾燥毛と、根元のクセ毛は、薬液を変えていきます。つまり、2種類の縮毛矯正剤を使い分けて施術するのです。
after
そして仕上がりはこちら!
どうでしょう??チオグリコール酸を使わずとも、化粧品登録の薬剤でもここまでキレイに伸ばしました!ポイントは「シャキーンと真っすぐにし過ぎないこと」。地毛でストレートです、くらいの仕上がりになるようにするのが、痛みを最小限にして波状毛を伸ばすコツです。この写真はもちろん「ノンブロー」。ブラシは一切入れずに、ただ乾かしただけでこの仕上がりです。
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今回の記事はいかがでしたでしょうか??
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