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本日の早朝技術勉強会
本日は社員全員を集めて、私が企画した縮毛矯正の技術セミナーを朝から店内で行いました。
朝礼のように集まって資料に目を通しているのは、新しく導入検討をしている薬剤の成分表等です。
薬剤を新しく導入するのを検討するにあたって、こうやって実際にモデルさんを呼んで、見て、触って、確かめて、全員で納得したもののみを、我が社に導入しています。
実際に施術をするのは私ですが、薬品についてはさらにプロフェッショナルなインストラクターさんを実際に招き、隣で指導して頂きました。
ちょっとでも「ふさわしくない」と思う薬剤は弊社では一切、扱いません。
お客様に直接触れるものだからこそ、厳選します。お客様も安心して弊社美容院で施術を受けられる環境を用意しています。
ちなみに、私は私を実験台として、自分に縮毛矯正やストレートパーマをします。
新製品、新技術を導入検討する際には必ず行うので、もはや儀式みたいなもんです…。
本当の「謙虚さ」とは
さて、話はだいぶこの記事の題名から逸れましたが、題名の「謙虚さ」のお話をそろそろしたいと思います。
いわゆる世間で言われる「謙虚な人」とはどんなひとでしょうか??
「腰が低い人」「謙遜する人」「他人を立てる人」など、そんな感じのイメージでしょうか?
デジタル大辞泉の解説
けん‐きょ【謙虚】
[名・形動]控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。「謙虚な態度」「謙虚に反省する」
[派生]けんきょさ
謙虚とは上記の事を指す言葉です。
私が考える「謙虚な人」とはだいぶ認識が違います…。
[控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること]
はい、これに該当する人は沢山いるでしょう…。
美容師業界を見渡しても、そういった「謙虚そうな」美容師は沢山います。
しかし、「控え目で、つつましい」んだけど、ある程度年数が経ってくると全く練習や、美容技術を学ばない(学び続ける姿勢の無い美容師)も多いのも事実です。
ある程度、お客様が増えたからもうOK、ある程度、指名売り上げがあるから、もう何年も美容師をしているから技術を学ばなくても今のままでも十分やってけるし…
プライベートな時間はそれはそれでしっかり遊びたいしぃ…
いちいち、自分の時間潰してまで技術勉強やったところで給料でないし。
そんな考えの美容師はゴロゴロいます。
私は、こういった姿勢を「傲慢である」と考えます。たとえ、どんなに控えめで、低姿勢な人物だったとしても。
謙虚さとは「態度」ではない。謙虚さとは「(物事に対する)姿勢」である。
もしほんとに謙虚なら、寝る時間を惜しんででも努力し、学び続けるハズです。
自分が選んだ職業に対する誠実さ、とも言えます。
何年美容師をやろうが、どれだけ指名客が増えようが、常に前進して技術を学び続けなければいけない。それが本当のプロ美容師のあるべき姿だと思っているからです。
本当の意味での「謙虚な人」とは、
「自分はまだまだ学ぶ必要がある、と認識し、努力を欠かさない人」
記事の冒頭に書いてある、朝の技術勉強会もそうですが、その他にも私は休日は様々な美容師技術セミナーや、美容師技術の専門書を漁っては読み耽っています。
今年でキャリアが18年になります。技術も経験値も自信がつきつつあります。だがしかし、
「自分はまだまだ学ぶ必要がある、と認識し、努力を欠かさない人」でありたい。
まだまだ楽はしたくない。
いつまでも美容師として厳しく「謙虚」でいられる自分でありたい、と思っています。