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普通のパーマと、縮毛矯正って何が違うのか??
「普通のパーマと、縮毛矯正ってどう違うの??」
こんな質問を、先日お客様から頂きました。
縮毛矯正、ストパー、普通のパーマ、デジタルパーマ…
現在、美容院にはあらゆるパーマが数豊富にあるので、何がどう違うのか、わからないのも仕方のない事かもしれません。
縮毛矯正も、普通のウェーブのパーマでも、いっけん、まったく違う薬品のように見えますが「毛髪がカタチを変える工程」の基本的な原理原則は一緒です。
なぜ、通常のパーマ(ウェーブ、カールなどを髪にカタチつけるパーマ)と、縮毛矯正は基本的な原理が同じなのか??というのは、
1.ストレートパーマ、縮毛矯正は広義においては「パーマ」の分類であるので、通常のカールやウェーブを形成する薬剤と有効成分は同じである。
2.「薬剤1液で毛髪内部のシスチン結合を外し髪を還元させ、薬剤2液で酸化させ形状を固定させる」という点ではまったく同じ。「酸化と還元」の原理が一緒である事。
酸化とは、パーマ1剤(縮毛矯正、ストパーも同じ)に含まれている酸化剤と呼ばれるもので、
髪にハリコシを与えている「シスチン結合」という結合を切ります。
です。
基本的に1液と2液の間には中間水洗といった作業や、間にPPTをはじめとするトリートメント成分を補給する事以外を除いて、1.2液の2つのみで完結します。
しかしながら、薬剤の進化といっても毛髪に使用してOKな、法律で認められた薬剤は薬事法の認可が下りたものでなければならない為、有効成分の種類にも縛りがあります。
ここで重要になってくるのが「毛髪への判断」です。医師の行う医療の世界では、「問診、視診、聴診、打診、触診」など、目、耳、手などを使って総合的にアプローチした診察を行うと思いますが、美容においても髪を触れ、見て、水を吸い込んだ状態を見て、様々な角度からアプローチして判断していきます。
(私は医療関係者でもなければ医師免許を持った人間でもないので、あくまで「美容師免許」とい国家資格を有する人間として髪の状態を判断します。医療的な問題、例えばご来店前に既に頭皮がケガやトラブルがある、妊娠中である、などの場合は、当方では判断できかねます。医師の判断が必要なのでご心配される方はかかりつけ医までご相談した上でご来店ください)
1剤の選定について、以下のような1液の特性を生かしたチョイスを行っております。
バージンヘア、まったくカラーリングやパーマなどの履歴のない髪は、チオグリコール酸を中心とした薬剤選定でしっかりクセを伸ばしたり、
カラーやパーマ、ストパー、縮毛矯正を繰り返しているようなダメージヘアの場合はシステアミン、もしくはシステイン酸など、髪の状態によってさまざまなものを選定していきます。この他にも、化粧品原料が含まれたコスメストレートというのがあり、柔らかい仕上がりにしたい場合に使用します。
薬剤の成分は現在、簡単にネットで調べられる時代になりました。例えば、シャンプー解析サイトなど、成分にスポットを当てて解説するウェブサイト等は、検索すると数多く簡単に出てきます。
ストレートパーマや縮毛矯正についても同じです。
しかしながら、インターネット上の情報というのは匿名の人が書いた情報である以上、信ぴょう性の部分では私は大いに疑問を感じます。成分の一部分を取り上げて、さも髪に良いように解釈したり、もしくは髪に対して完全に悪、と決めつけたりする行為です。
私は、
「縮毛矯正」はバッキバキにまっすぐなイメージ
プロセスは一緒。
システアミン
コスメストレート
有効成分の違い
2剤に関しては2種類のチョイスがある
1液,2液の間には、トリートメント成分を補給していきます。
ストレートアイロンを使用する場合、温度やプレスの圧力加減も大切
これについてはまたご説明が長くなるので、別途記事にして解説したいと思います。
毛先にカールをつける「ストレートパーマ」「デジタルパーマ」もできます
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